DISCOGRAPHY

Yggdrasill（Yggr）Tarot ユグドラシル・タロットとは

宇宙の天秤（宇宙の中心にあるあらゆるエネルギーの変換点）の中央には宇宙樹ユッグドラジルが聳え立ち、そこにはかつて宇宙が作られた時に生じた正と負のカルマのモデルが実となって下がっている。

このユッグドラジルはやがて中心から8つに分裂し、それぞれが宇宙の命運を握る物質＝ファティマと化した。
それらは今でもこの広大な宇宙のどこかに眠っている。

そのうちの一つが、開けば世界が滅びると言われている暗黒聖書ネクノロミコンである。
ユッグドラジルは自分の分身であるファティマの存在する所に、幽体樹（アストラル・ユッグドラジル）として実体を出現させる。

ネクノロミコンが土星の皇帝によって地球で保持されているため、地球にはユッグドラジルが存在する。

原初の地球に生じた幽体樹の実の数は22。
それらは内宇宙・外宇宙から、22の創造神＝略奪神を呼び寄せ、地球の黎明期にやがて生じる知的生命体・人間の発生から滅亡まで、長きに渡り支配することとなる。

この幽体樹の実はセフィロト（複数形セフィロス）といい、表の顔と裏の顔を持つ。
これらは宇宙の天秤の中央に聳え立つ宇宙樹ユッグドラジルのセフィロスと連動しており、それらは遥か36億千年未来の、この宇宙が滅びを迎えるための完全なる破壊と混沌の創造を欲している。

22のセフィロスに対応する略奪神が棲まう領域をクリフォトといい、そこはあらゆる思念が具現化する欲望の楽園である。

人間が宇宙の天秤のプロメテウス計画に基づきこの星に生じ、征服と服従による歴史が始まってから、22の略奪神たちは恐るべき姿で文明社会に現れ、遺跡、壁画、書物に記録されて来た。
やがて彼らは崇拝の対象としてそれぞれの宗教を持つようになり、神殿には究極の神の姿を求める信者が溢れ、また、神々に逆らう者は淘汰されて行った。

やがて石板に描かれていた22の略奪神は、【究極神】と呼ばれ、ウィザードと呼ばれる異界と交信する能力を持った者達によって動物の皮や骨、樹皮や葉などに描かれる様になり、彼らによって召喚され人間と取り引きを行うようになった。

やがて木材や植物から紙が生み出されると、ウィザードはそれらに22神の姿と召喚のためのシンボルを描き、因果律の法則に基づいて並べ、さまざまな力を呼び起こすようになった。

それらは奥義を呼び出す者TARO、後にTAROTと呼ばれるようになり、ユッグドラジルの創造の欲望と共にある【究極神】たちと人間をコネクトする ”第2のファティマ” として存在する。

DRACULEAの2nd Suite “The Ultimate Gods”はこれらの22の【究極神】たちと人間が繰り広げる因果律と反因果律の破壊的調和世界を描く大作である。